ボート用・ヨット用マリンエアコンは夏の暑さが年々増している近年、水上にいたとしても全く涼しくなく、熱中症のリスクもあり、とても危険なのでボートを持つなら今や必需品となっています。
マリンエアコンは室外機を置かない代わりに、海水を取り入れて温まった冷媒を冷やす仕組みになっているため室外機のようにファンで排気する必要がなく、空気よりも温度の低い海水を船底からポンプで汲み上げてエアコン本体内で熱交換し、温まった海水を船外に放出する仕組みになっています。
室外機の中に入っている熱交換器や圧縮機はエアコンユニットの中にあり、室内の空気をユニットに取り込んで熱交換し、ブロアファンでキャビン内に噴き出し、徐々に冷えてくる船内の空気を循環させて更に冷やすという仕組みになっています。
マリンエアコンを稼働させるには電源の確保が必要となります。陸上の電気をケーブルでボートに引いてくるか、船内にジェネレーターを設置し発電した電気を使います。ボートにもバッテリーもありますが、消費電量が多いため通常ボートに積んでいるバッテリーだけでは稼働させることが基本的にはできません。バッテリーで稼働させるためにはエアコンの容量に合った専用のバッテリーやインバーターのシステムを新たに搭載する必要があり、またエアコン専用の電気回路を新たに設ける必要があるため、スペースの確保やシステムが複雑となりますので、スペース確保が可能であればジェネレーターを設置することをおすすめします。
マリンエアコンは基本的に交流115Vまたは220Vまたは230Vで動くようになっているので、交流100Vが基本の日本では115Vの製品を使用します。また、日本の交流は周波数が50Hzと60Hsの2種類が存在し地域によって異なるので機器購入の際には注意してください。
マリンエアコンは冷房だけではなく暖房もできます。エアコンの暖房は冷房の原理の逆サイクルをおこなうことで暖気をつくります。
夏は涼しく、冬は暖かいキャビン環境をつくるマリンエアコン。ダクトとホースをつなぐだけで、マリン発電機4kw以上であれば問題なく運転できますので、経年劣化したエアコンをお持ちの方は交換してみてはいかがでしょうか。
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ボートライフで必要不可欠なエアコン
ボート用・ヨット用マリンエアコンは夏の暑さが年々増している近年、水上にいたとしても全く涼しくなく、熱中症のリスクもあり、とても危険なのでボートを持つなら今や必需品となっています。
マリンエアコンの仕組み
マリンエアコンは室外機を置かない代わりに、海水を取り入れて温まった冷媒を冷やす仕組みになっているため室外機のようにファンで排気する必要がなく、空気よりも温度の低い海水を船底からポンプで汲み上げてエアコン本体内で熱交換し、温まった海水を船外に放出する仕組みになっています。
室外機の中に入っている熱交換器や圧縮機はエアコンユニットの中にあり、室内の空気をユニットに取り込んで熱交換し、ブロアファンでキャビン内に噴き出し、徐々に冷えてくる船内の空気を循環させて更に冷やすという仕組みになっています。
エアコン本体ユニット:主要な機器が全てユニットに納められています。
リモコンボックス:制御する制御基板が入っています。
リモコンパネル:リモコンボックスは本体の横に設置しますが、リモコンパネルはキャビン内の見える場所に設置します。
マリンエアコンのリモコンパネルは有線リモコンです。
スルーハルバルブ:海水を取り込むために船底の最も水面下の深い場所にスルーハルを開けバルブを取り付けます。エアコンを使用しない時には、バルブを閉じられるようにしておきます。
海水ストレーナー:吸い上げた海水を濾過し、ゴミなどを取り除きます。
海水ポンプ:マリンエアコン用の海水ポンプはエアコンが稼働している間はずっと動き続ける必要があるので、長時間使用に耐えられて、かつエアコンの容量に応じてポンプの汲み上げ容量も異なるため、ユニットに合ったポンプを使用してください。
ACブレーカー:エアコン専用の交流電気用ブレーカーを個別に設置します。
マリンジェネレーター:航行中や電気を受電できない場所で使用したい場合にはジェネレーターを設置してください。ジェネレーターを設置する場合には、エアコンの容量に応じたジェネレーターが必要です。
電源の確保
マリンエアコンを稼働させるには電源の確保が必要となります。陸上の電気をケーブルでボートに引いてくるか、船内にジェネレーターを設置し発電した電気を使います。
ボートにもバッテリーもありますが、消費電量が多いため通常ボートに積んでいるバッテリーだけでは稼働させることが基本的にはできません。バッテリーで稼働させるためにはエアコンの容量に合った専用のバッテリーやインバーターのシステムを新たに搭載する必要があり、またエアコン専用の電気回路を新たに設ける必要があるため、スペースの確保やシステムが複雑となりますので、スペース確保が可能であればジェネレーターを設置することをおすすめします。
マリンエアコンは基本的に交流115Vまたは220Vまたは230Vで動くようになっているので、交流100Vが基本の日本では115Vの製品を使用します。また、日本の交流は周波数が50Hzと60Hsの2種類が存在し地域によって異なるので機器購入の際には注意してください。
暖房も可能
マリンエアコンは冷房だけではなく暖房もできます。エアコンの暖房は冷房の原理の逆サイクルをおこなうことで暖気をつくります。
夏は涼しく、冬は暖かいキャビン環境をつくるマリンエアコン。
ダクトとホースをつなぐだけで、マリン発電機4kw以上であれば問題なく運転できますので、経年劣化したエアコンをお持ちの方は交換してみてはいかがでしょうか。