ボートフェンダーの選び方は?注目したいポイントをご紹介

素材・強度・耐久性に注目!ボートフェンダーの選び方について解説

ボートを所有するうえで、ボートフェンダーは必要不可欠なアイテムです。ボートを岸壁や桟橋に接岸するとき、他のボートと並んで係留するときなど、ボートフェンダーがあれば船体を損傷から守ることができます。船体を守るという重要な役割を担うボートフェンダー選びでは、素材や強度、耐久性など、しっかりとチェックしたいポイントがあります。こちらでは、ボートフェンダーの選び方に関する知識をご紹介いたします。

ボートフェンダーとは?素材による強度と耐久性の違い

ボートフェンダーとは?素材による強度と耐久性の違い

ボートは波の影響を受けやすく、常に揺れ動いています。そのため、クッション性を持ったボートフェンダーを装着しておかないと、船体同士がぶつかって傷がついたり、亀裂が入ったりするおそれがあります。さらに、強風時や船の発着時にボートが岸壁に押し付けられた際も、船体への衝撃を和らげる役割を担います。ボートを安全に保管し、大切に長く使用していくうえで、欠かせないボート用品といえるでしょう。

PVC(ポリ塩化ビニル・塩ビ)の特徴

ボートフェンダーの素材として一般的なのがPoly vinyl chlorideの略称の「PVC」で、「ポリ塩化ビニル」や「塩ビ」、「ビニール」とも呼ばれています。

ポリ塩化ビニルは熱可塑性プラスチックの一種で、PVC製フェンダーは比較的安価で、柔軟性と適度な弾力性を兼ね備えています。

PVC製の主な特徴は以下のとおりです。

  • 安価で手に入りやすい
  • 適度な弾力性で衝撃吸収力がある
  • 柔軟性があり、ボートの形状に合わせやすい
  • 色や形のバリエーションが豊富

一方で、PVC製は他の素材と比べると耐久性がやや劣ります。強い衝撃を繰り返し受けると表面が傷つきやすく、経年劣化で硬化して亀裂が入ることもあるので、定期的な点検と交換が必要です。また、紫外線による劣化も比較的早いので、使用後は直射日光の当たらない場所で保管します。PVC製は価格と性能のバランスに優れた、手軽に使える定番の素材です。

EVA製(エチレン酢酸ビニール重合体)フェンダーの特徴

EVA樹脂素材はEthylen-Vinyl Acetate(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)という名前の樹脂素材の略称でPVC製に比べてと比べても軽くて柔らかい素材であり、それらに加えて弾力があるなど機能性も高く素材強度と耐久性に優れています。素材自体が衝撃に強く、表面の傷つきにくさも特徴の一つです。寒冷地でも硬化せず弾性を発揮します。大型艇、業務艇、常時係留で常にフェンダーに大きな負担が掛かっている時などはコーティング塗装をポリウレア(イソシアネートとポリアミンの化学反応で生成されるウレア結合を基本とした樹脂化合物)でおこなえば強度が劇的にあがるので大型船舶などにフォーム式フェンダーとして使用されています。

ボートのサイズや用途に合わせた適切なサイズ選び

ボートのサイズや用途に合わせた適切なサイズ選び

ボートの全長に対する選び方のコツ

ボートのサイズに合うフェンダーを選ぶことは非常に重要です。例えば、全長が長いボートほど大きめのフェンダーを選びます。ただし、ボートの形状や係留する環境などに応じて調整が必要です。特に船幅が広いボートの場合、目安サイズよりもワンサイズ大きめを選ぶのがおすすめです。船幅が狭い場合は少し小さめのサイズでも問題ありません。また、装着する位置や個数もポイントです。ボートの形状をよく見て、接触しやすい場所を重点的に守れるようにボートフェンダーを配置しましょう。

係留時と航行時でサイズを変える

ボートの係留時と航行時では、必要とされるボートフェンダーのサイズが異なります。係留時は波の影響を受けやすいため、より大きめのサイズを使用するのがおすすめです。一方、航行時は風圧を受けるものの波の影響は少ないので、やや小さめのサイズでも十分といえるでしょう。状況に応じたサイズを選ぶことで、ボートを傷つけることなく安全に係留・航行できます。自船に合ったサイズのボートフェンダーを用意し、使い分けることをおすすめします。

カバーの有無と素材

カバー付きフェンダーのメリットとデメリット

ボートフェンダーを選ぶ際、カバーの有無も重要なポイントになります。カバー付きのボートフェンダーには、いくつかのメリットがあります。まず、カバーによってボートフェンダー本体が保護されるため、耐久性が向上します。紫外線による劣化などを防ぐことができます。また、カバーは交換可能なので、傷んできたら新しいものに付け替えられる点も便利です。カバーが濡れたままで使用を続けると、内側にカビや雑菌が繁殖してしまうおそれがあります。使用後はカバーを外して十分に乾燥させましょう。また、カバーなしと比べて価格が高くなる点も押さえておきたいところです。ボートの使用頻度や保管方法、予算などを考慮して、カバーの必要性を見極めることが大切です。

カバー素材の種類と特性

ボートフェンダーのカバーには、主にビニール、ナイロン、ポリエステルなどが使用されます。素材選びのポイントは耐久性と伸縮性です。ビニールカバーは安価で伸縮性に優れる一方、紫外線による劣化が早い面が見られます。ナイロンカバーは耐久性が高く長持ちしますが、伸縮性はビニールに劣ります。ポリエステルカバーは、ビニールとナイロンの中間的な特性を持ち、コストパフォーマンスに優れています。自船の用途や予算に合うカバー素材のフェンダーを選ぶことが大切です。紫外線や摩擦などで傷んだカバーは、素材の特性を踏まえながら早めの交換を検討しましょう。

ボートフェンダーのお手入れ方法

使用後のお手入れと保管方法

ボートフェンダーを長持ちさせるには、使用後のお手入れがポイントです。使用後は真水で汚れや塩分を洗い流します。カバー付きの場合、カバーを外して中まできれいに洗浄しましょう。洗浄後は日陰でよく乾燥させます。直射日光に長時間当てると、素材の劣化や変色の原因になるので避けることがコツです。完全に乾いたら、屋内の風通しの良い場所に保管します。積み重ねて保管する際は、重みで変形させないようにしましょう。また、オフシーズンの保管時はネズミや害虫などから守るため、専用の収納袋に入れるのがおすすめです。収納前にパウダーや防虫剤を振りかけておくと、虫食いを防ぐ効果が期待できます。

傷んだフェンダーの交換目安

ボートフェンダーは使用頻度や保管状態によって劣化のスピードが変わります。一般的なPVC製のボートフェンダーなら、数シーズンは使えるケースが多いです。しかし、表面に深いキズやひび割れ、変形などが見られる場合、衝撃吸収力が落ちているサインのため要注意です。空気式のボートフェンダーは空気漏れも確認が必要となります。空気圧の低下は緩衝効果の低下につながります。こまめに空気圧をチェックし、減っているようなら空気を補充するのがベストです。使用頻度が高かったり、酷使したりした場合はより早めの交換が必要かもしれません。

定期的なメンテナンスを実施し、傷みが目立ってきたら交換を検討することが大切です。

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