防舷材 大型船舶用


耐久性に優れた一点式フォームフェンダー



防舷材においての重要な要素


防舷材は係船岸壁において、船舶と岸壁との間に使用するクッション材で、 接触時の衝撃を最大限吸収する高い弾力性を持ち、過酷な環境に耐えうる素材でなければいけません。


防舷材

大型船舶用防舷材のフォーム式防舷材とよばれるEVA(Ethylene-vinyl acetate)フォームフローティングフェンダーは、発泡材入りフェンダーとも呼ばれ、軽くて弾力性のある素材でできており、環境に優しく、接触時の衝撃を最大限吸収する高い弾力性が特徴です。

摩耗や引き裂きに強いポリウレア塗装による外面層と両端部分の補強構造により、浮体構造物の最大の弱点である係留方式をシンプルな構造の両端吊り方式にした耐久性に優れた一点式フォームフェンダーです。


独立気泡で脱水性があるため、破損しても沈むことはなく、フェンダーの外側はスプレー式ポリウレアでコーティングされており、浸水防止と劣化防止効果があるため、防舷材の寿命が延び、コストが抑えられます。加えて、発泡材は柔軟性があるので低温下でもひび割れしにくい構造となっているので、発泡式防舷材は港湾、オフショア、船舶の接岸用として広く使用されています。








世界の船級認証も取得


船舶の安全性・安定性・環境への影響について基準を満たす船級認証取得


船級認証ロゴ

船舶の船体・機関等について、その構造や状態が良好であることを検査し、公式に証明する機関が船級協会で、今日では船底や機関の定期検査や堪航性の認証など、船舶の安全性・安定性・環境への影響について基準を満たしていることを保証しています。


この船級協会は海運の発展ととも各国で設立されており、アメリカ船級協会(ABS)、フランス ビューロー・べリタス(Bureau Veritas)、ノルウェー GL船級協会 (GL)など世界の主要造船、海運国の船級協会の認証を受けており、このフォームフローティングフェンダーは、世界各国の沿岸警備艇や軍艦、客船、国内では100トンから500トンクラスの客船、フェリー、練習船、大型漁船に使用されています。


特 徴


防水性・耐薬品性・耐摩耗性・耐熱性・防食性に高い能力を発揮するポリウレアコーティング


防舷材内部構造
芯材は独立気泡の脱水フォームで、割れても水を吸いません。

衝撃、摩擦、圧力、油、水に強く、低温でも耐久性を維持する
 スプレーポリウレアコーティング。

防舷材はエネルギー吸収が高く、力の反作用が少ない。

取付けは便利で、メンテナンスも負担になりません。

エアー式と異なり、内圧調整が不要なのでメンテナンスが容易。

多種のサイズおよび形があり、カスタマイズに対応できます。




ポリウレアとは、イソシアネートとポリアミンの化学反応で生成されるウレア結合を基本とした樹脂化合物です。
防水性・耐薬品性・耐摩耗性・耐熱性・防食性に非常に高い能力を発揮する、様々な用途で対象物の強度を劇的に
高めるライニング材です。
数秒から数分で硬化する速乾性があり、グレードによっては400%以上の伸長率を誇り、その柔軟性がもたらす強度は
軍事施設の防爆対策としても使用されるほどのライニング材、それが「ポリウレア」です。


性 能





規格サイズ
直径Φ(mm)×長さL(mm)
吸収エネルギー
(kN・m)
反力
(kN)
500×1000871
600×10001286
700×150027161
1000×150049205
1000×200064274
1200×200093337
1200×2400110390
1350×2500145463
1500×3000216624
2000×3500456990
2000×40005051110
2200×45006971396
2500×40007811386
2500×50009851750
3000×500014102050
3000×600016952460
3300×650022452950
4500×9000766019650

標準変位量=60%


大型タンカーへの設置





福島県○社様へ納品した5,000トンの石油タンカーが接岸して陸上タンクに補充するためのフォーム式大型防舷材は1500×3000mmで、設置にあたり海上保安庁の認可を得て製造をおこないました。

このような大型船舶用のフェンダーは船のタイプ、総トン数、などから反力、吸収エネルギーをリクエストしていただきお客様のご希望により製造をいたします、船級認証もご用意可能です。


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