トローリング用品を充実販売！曳釣りとの違いは？

歴史の違い

トローリングがアメリカで誕生して発展してきたのに対して、曳釣りは日本で昔から行われてきた伝統のある漁法だという点に違いがあります。「曳き縄釣り」とも呼ばれる曳釣りの歴史は非常に古く、古墳時代後期の遺跡からは鹿角製の曳釣り用の擬餌針が出土しているほどです。

一方のトローリングはスポーツフィッシングとしての性格が強く、世界各地で大会が開催されています。曳釣りは生活の糧を得るために行われてきた漁法であるのに対し、トローリングはレジャーあるいはスポーツ競技として親しまれ、詳細なルールも規定されています。

用具の違い

トローリングと曳釣りでは用具も異なっています。トローリングではロッドやリールを巧みに使いこなす技術が要求されるのに対し、曳釣りでは仕掛けを全部素手で操作します。捕る魚の習性に合わせて様々な道具を使うのが曳釣りの特徴です。

例えば、「ヒコーキ」と呼ばれる道具は曳き縄仕掛けのルアーを海面に流すときに使われる補助具で、羽が波を切って進む様子は名前の通り飛行機にそっくりです。ヒコーキには、群れを寄せる効果もあります。漁師が手作りすることも少なくありません。

トローリングでは手作りの用具を使用することはあまりありませんが、最初のうちは高価な用具をそろえなくても、十分に釣りが楽しめます。「潜水板」などは2,000円前後から購入できますので、少しずつ用具を買いそろえていくことも可能です。

捕れる魚種の違い

トローリングと曳釣りとでは捕れる魚の種類も違います。曳釣りは各地方で独特の用具が使われることもあり、ヒコーキ釣りの他にビシアマ釣りや引き板釣り、バクダン釣りなどがあり、中～小型の魚を短時間のうちに捕りたいときに便利です。アジやスズキ、ヒラメなどを釣れるのが曳釣りの魅力です。

トローリングは曳釣りほど用具がバラエティに富んでいませんが、大型の魚を釣り上げるのに向いています。トローリングではマグロやカジキなどといったかなり大型の魚の他に、カツオやブリなどの中型の魚も釣ることが可能です。

釣り用具についてわからないことがあれば、多数の釣り用品を販売しているトップウォータータックルズへお問い合わせください。スタッフが丁寧にお答えします。